Hirohirokunのブログ

塾講師として6年間働いている大学院生が、主に受験勉強に関する考え方や成績を上げるのに必要な方法について発信をしていくブログです。

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栄光ゼミナールとSAPIXの違い【家庭学習編】

こんにちは。Hirohirokunです。

このブログを始めて2ヶ月になろうとしますが、

ブログの総PV数が1000に行きそうです!!

と思ったら、更新した直後に行きました!!

本当に皆さん、ありがとうございます!!

Twitterの方が頻繁に更新しているので、フォローのほど

よろしくお願いします!!

twitter.com

 

今回の記事は、2つの塾の違いについてです。

二つの塾は、栄光ゼミナールとSAPIXです。

私は、この二つの塾で勤務してきたことから

講師の立場から感じていることを書いていきます。

今回は特に「家庭学習の方針」の違いについてです。

 

家庭学習の方針には、大きく二つの塾の狙い・特徴が明らかになっています。

家庭学習の考え方にもつながるので、

ぜひ他塾の方も読んで頂きたいです。

 

それでは、是非最後まで読んでください!!

 

 

1. 私が働いたことのある2つの塾「E」と「S」

もちろん、栄光ゼミナールとSAPIXです。

今回と次の記事では、この二つの塾にお子さんを通わせる時の

注意事項を書いていきます。

もちろん、これは私個人の見解です。塾全体や校舎の考えではありません。

しかし、6年間多くの生徒・保護者の方々の様子を見てきました。

この経験から二つの塾の違いから見えてきた、注意すべき事があります。

特に子供の成績・そして保護者の方々の精神的健康と

密接に結びつく2点について話します。

それは、「家庭学習の方針」と「塾とのコミュニケーションの取り方」です。

 

今回は 【家庭学習の方針編】です。

次回が【塾とのコミュニケーションの取り方編】です

 

2. 栄光ゼミナールとSAPIXの「家庭学習の方針」

栄光ゼミナールの家庭学習方針

【概要】

まず簡単に、家庭学習の流れを紹介します。

家庭学習の流れは、

 

テキスト復習(ノート見直し)⇒問題集演習⇒確認プリント⇒復習プリント

 

確認プリントは毎回授業の定着度を測る10問程度のプリントです。

復習プリントは、毎回の授業ごとにある確認テストで

間違えた問題の数値変え問題を自動で出てくるプリントです

問題集の特徴は、基礎~標準レベル問題が充実していることです。

宿題の量(問題数)は相当多く、標準レベルまでで20問ほどあります

これはなぜかというと、授業においてほとんど演習時間が無いため、

演習は全て家庭学習で補うためです。

 

栄光ゼミナールでの授業は、ほぼ大学の講義と同じで、「聞く」ことがメインです。

もちろん、先生からの質問などはありますが・・・

つまり、演習時間は季節講習以外ほとんどありません。

 

【GOODポイント!!】

二つあります。

一つ目は、標準レベルの問題が充実していること。

やはり中堅校までの実績に定評のある栄光ゼミナール。

テキスト内の演習問題も7割は基礎~標準レベルです

解説も比較的優しく書いてあります

そのため、子供自身でも間違いを把握することが出来ます。

 

二つ目は、自動出力される復習プリントです。

これは毎回の授業ごとにある「確認テスト」で間違えた問題の

数値変え問題を自動でプリントにしてくれるシステムです。

数値変えの問題を何度も解くことで、どんどん定着を促すのは非常に良いやり方です。

これは保護者の方々の負担を大きく減らし、家庭学習の効率も

大きく伸ばすシステムだと思います。

 

【いまいちポイント】

一つ目は、標準問題レベル以上の少なさ。

小4・5でも入試問題や応用問題を解くことは出来ます。

つまり栄光ゼミナールの家庭学習の方針は

良く言えば、「基礎~標準レベルに集中して、中堅校受験の基礎固め。」

悪く言えば、「標準レベルまでしか取り扱わず、子供の成長にフタをしている」

 

二つ目は、勉強サイクル内のテストが少なすぎることです。

栄光ゼミナールで毎回の授業の定着度を測るテストは、確認プリントの1回のみ。

後はおよそ1ヶ月ごとにあるアタックテストのみです。

少ない!!圧倒的に少ない!!

なぜテストが必要なのか??それは、アウトプットの回数が少なくなるからですね。

これはブログ内アクセス1位の記事

「家庭学習のやり方・更なるアウトプットで成績UP!!」(リンクで飛べます)

で詳しく解説をしています。是非ご覧になって下さい!!

SAPIXの家庭学習方針

【概要】

家庭学習の流れは、テキスト復習(ノート見直し)⇒問題集演習

これで終わりです。

これだけ見ると少ないように見えるかもしれませんが、

量的には栄光ゼミナールとほぼ変わりません。

SAPIXはテキストではなく全て「問題集」になっています。

説明は一切書かれていません。

 

【GOODポイント!!】

授業内でのテストで、毎週定着度と家庭学習のやり方の良し悪しが分かること!!

これは家庭学習に対するモチベーションと強制力が上がります。

さらに、SAPIXは毎月実施のマンスリーテストでクラス昇降があるので、

必死にクラスを維持させようと勉強します。

 

したがって、よく言われるようにたしかにSAPIXには競争の雰囲気が強いです。

この状況によって、常に

「アウトプットを意識した日々の家庭学習に取り組める」

これが一番の良い点だと思います。

 

【いまいちポイント】

保護者のサポートが「ものすごい」必要!!

これはまあ、ものすごいと思います。

その理由は2つあります。

一つ目は、教材自体の管理ですね。これはまあ有名すぎる話なので、深堀はしません。

確実に保護者の方々の手伝いが必要でしょう。

 

二つ目は、説明がテキストに無いことです。

SAPIXのテキストは問題集です。

さらにはテキストの解説も、アプローチはついていないです。

書いてある解説も、コメント程度に数式と考えが書かれているのみ。

したがって、間違い直しをする時、分からない問題があるときに

親御さんの力を借りて解説してもらう事も、他塾に比べ非常に多いです。

 

4.  まとめ

今回の記事は、栄光ゼミナールとSAPIXにおける

家庭学習方針について書きました。

両塾の方針が異なること、さらにそこから

家庭学習において気を付けるべきポイントも

見えたのではないかと思います。

 

次回は、【塾とのコミュニケーションの取り方編】です。

保護者の方は、常にお子さんの勉強のことで不安・悩みがあると思います。

「家庭学習のやり方はこのままで良いの??」

「成績がずっと同じで上がっていかない。どうすれば良いの??」

「現在の偏差値で志望校の変更をすべきか?」

 

何年生でも、成績が良くても悪くても、常に心配です。

そんなときにどのようにして、塾とコミュニケーションを取るか??

次回の記事で解説をしたいと思います。


ぜひ私のブログを読んで頂いた方とも、たくさん交流していきたいので、
コメントや問い合わせをどんどんしてもらえるうれしいです!!
もし良い記事だなと思ってくれましたら、他の方にも拡散してほしいです!!
それじゃあ、また次の記事で会いましょう!!


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