Hirohirokunのブログ

塾講師として6年間働いている大学院生が、主に受験勉強に関する考え方や成績を上げるのに必要な方法について発信をしていくブログです。

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偏差値の高い学校に入学することの意味

皆さん、こんにちは。

ヒロヒロクンです。

 ブログだけでなく、Twitterでも中学受験に

関する発信を行っています。

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フォローのほどよろしくお願いします!!

 

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本日の記事は、子供が受験勉強の後に中高一貫校

6年間通学することの意味です。中学受験・高校受験・大学受験の

それぞれにおいて受験は「学力フィルター」をかけられます。

その設定されるフィルターのレベルの高さ学校の偏差値によって

変化しているわけです。ここでは、中学受験を経て

6年間同じ学校に通うこと事の意味について、

私の経験を交えながら書いていきたいと思います。

まずは結論から言いますと、今回の記事で最も言いたいことは、

 

「偏差値の高い学校に入るとすごい同級生がたくさんいるので、

自然に良い情報や刺激を貰える」

 

ということです。
私立に入って良いことは、例えば

大学実績が圧倒的に良い・部活や趣味に6年間使える・学校の設備が公立に比べて段違いに良いなどたくさんあります。しかし、私が考える一番のメリットは

「周囲の友人からの知識と刺激の伝播」です。このメリットを受けられることが、
受験をして偏差値の高い学校に行くことの最大のメリットだと思います。

これから私の経験したエピソードも含めて、解説していきたいと思います。

 

目次

 

 

1. 偏差値を基準にして学校の良悪を判断すること

塾でのテストで毎回出される偏差値。ほとんどのご家庭の方の

受験校選びの時にまず最初の目安として用いられる指標だと思います。

この偏差値ですがおおよそ35~75までの間に学校が入っていますよね。

例えば偏差値75レベルの最高峰では、男女御三家や筑駒・灘等がありますね。

そして名前は出しませんが、偏差値65程度の難関校・偏差値50~55以上の

中堅校などに分類されることが多いと思います。

この学校の偏差値ですが年代によってかなり変化してきています。

例えば渋幕や渋々は昔は中堅校~難関校の印象でしたが、

今では難関校もいいとこです。難化がえぐいです。一方で昔に比べると

偏差値が減少傾向にある学校も少なくありません。

その要因として考えられるのは、学校の経営方針の変化・大学合格実績の低下・他校との

相対的な魅力の低下・男子校or女子高の敬遠などが複雑に絡まり

偏差値の低下という結果につながることが多いですね。

そして、この偏差値による指標によって起きてしまう問題が

「偏差値の高低によって学校の良し悪しを

判断してしまうこと」です。

私は、この判断は間違っていると思う反面で真実な部分もあると思います。

その割合を具体的に言うことは出来ないですが、少なくともこの偏差値で

もってのみ志望校選定の段階で良し悪しを決めるのは、

悪い判断だと言わざるを得ません。その理由は偏差値の決まり方にあると思います。

中学受験で各塾から公開されている偏差値一覧表は、

どのくらいの偏差値の生徒が最も多くその学校に合格しているかを示す数値です。

例えば偏差値一覧表に55と書かれている学校ならば、その塾の模試を受けた生徒で

55以上の偏差値をとっている生徒が合格していることが多いということです。

もちろんこれは合格した生徒たちの平均偏差値なので、

模試の平均偏差値が45で逆転合格した生徒もいますし、

平均偏差値65で滑り止め校として合格した生徒も含まれています。

 

2. 偏差値の高い学校はなぜ魅力的なのか?

それでは、そもそも学校の偏差値はどうやって決まるのかというと、

それはやはりその学校の持つ魅力です。魅力が高い学校ほど人気が高まり

多くの生徒が受験するので偏差値は上がっていきます。

一方で、魅力が相対的に落ちて行ってしまっている学校は

人気が落ちていき受験者数も減少し、その結果偏差値が低下していきます。

そのため、学校の偏差値は

「学校の魅力」という何とも曖昧で

各家庭の価値観や教育観、子供の大事にしたい点によって変化する「非常に脆弱な基盤の上で成り立っている」

ものなのです。

だからこそ、私がはじめに言ったように、偏差値によって学校の良し悪しを

判断することは誤っていると言えると思います。しかし一方で、

偏差値が高ければ魅力的な学校になりやすいという関係もあると思うので、

私は「偏差値の高い学校を目指す]ことには賛成です。

なぜ高偏差値の学校が魅力的な学校になりやすいのかというと、

友人たちからの自然に入ってくる情報や知識のレベルが人生で役に立つからです。

この例を大学受験時と就職後の二つの時期において、考えてみましょう。

高偏差値の学校ではそれこそ鉄緑会をはじめとした大学受験塾に

中学生から通うことや学校の先生からの話をはじめとして、

「高偏差値の大学を目指すことが当たり前の雰囲気」があります。

このようなレベルの高いものを目指すことが当たり前になることが

本当に大切だと思います。周囲の友達・先生のほとんどが

偏差値50あたりの大学を目指す環境において、一人だけ偏差値65の大学を

目指すのはかなり精神的にもきついです。

なぜなら周りの友人はそこまで勉強していないのに、

自分一人だけ必死に勉強する必要があるからです。

中学受験をする子供たちを見てもそうでしょう。

他のお友達が公園でサッカーをしようと誘われても、

宿題があるから行けないとしょんぼり言っている子どもの様子を見て、

大人のほうがしょんぼりするというのは、どなたも経験があると思います。

あるいは、学校のクラスの半分以上が受験をする環境では、

おそらく子供も「自分も塾に通いたい!!」というと思います。

これが「周囲の環境からの影響」です。

中学受験塾に通うこと、難関校を目指すこと、中堅校を目指すこと、

どのレベルの事でも周囲の環境の考え方によって「当たり前」になるのです。

また就職後においてもそれは変わらないと思います。

私は大学付属高校からエスカレーター方式で大学・大学院まで修了しました。

私の友人たちの就職先で聞いたことのない会社に入った友人は

片手に収まるほどしかいません。皆大企業なのです。

もちろんそのような会社の社員だからと言って、

私の友人が優秀なのかどうかは分かりませんし、まして自分が優秀とは思いません。

このような環境ですと、友人たちも必死に会社員をやっている人が多いので、

やはり仕事の話やお金の話をしてくれることが多くなってきました。

このような「知っているだけで人生がよくなる知識」を

何気ない友人たちとの会話で知ることができるのは、環境のおかげだと思います。

 

 

3. まとめ

今回の記事は、私の経験から基づく

「偏差値の高い学校を目指す理由」について書きました。

私が強調したいことは、2点です。

 

 

①高い偏差値の学校が良い、低い偏差値の学校が悪いという判断基準はナンセンス。

②高い偏差値の学校では当たり前のレベルが高く、

「知識の伝播」の好影響が大きい。

 

この2点はぜひ、中学受験を行っているご家庭の

保護者の方々に考えて頂きたいです。

「良い学校・悪い学校」という、

各家庭・各個人により異なる教育観・価値観により

変化する脆弱な基盤の下で語られる「偏差値主義」は、

今すぐやめるべきだと私は思います。

最後まで読んでいただきどうもありがとうございました。

 

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