Hirohirokunのブログ

塾講師として6年間働いている大学院生が、主に受験勉強に関する考え方や成績を上げるのに必要な方法について発信をしていくブログです。

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中学受験合格のための一歩~各学年で 身につけて欲しい考え方・意識【小学5年生編】

こんにちは。Hirohirokunです。

いよいよ冬になってきました。受験本番に

近づいてきました。

ブログだけでなく、Twitterでも中学受験に

関する発信を行っています。

Twitterの方が頻繁に更新しているので、

フォローのほどよろしくお願いします!!

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前回から引き続き、
「小4・小5・小6の各学年で身につけて

欲しい考え方・意識」今回は【小5編】です。

3記事に分けて、見たい学年の記事をすぐに見て頂けます。

保護者の方々の悩みで最も多いと思うのが

「このままの勉強方法で、来年・再来年大丈夫なのかな??

「成績はしっかり上がっていくのかな??」

この悩みに少しでも、お役に立てるような記事にしました!

是非読んでください!!

 

また今日の記事は、以前出した

「家庭学習で分からない問題はどうすれば良い?」の記事も

参考にして頂けるとより実行しやすいです。

是非、こちらもお読みください!!

hirohirokun.hatenablog.com

 

 

目次

 

1. 小5で身に付けて欲しい考え方・意識

ずばり小5で必要なことは、

「自走するための能力を身に付ける事」です。

自走は6年生では確実に必要です。

やることを保護者の方が逐一決めていらっしゃる

お子さんは要注意です。
少しずつで良いので、子供に予定・やることを

本人に考えさせて欲しいです。
これを出来ないと、6年生では授業が多くて

やることが多すぎるので、

保護者の方と子供の間で把握しきれなくなります。

つまり、全てが中途半端になってしまい

身に付かない勉強をしてしまう。

勉強はしているのに、なぜか成績が上がらない。

悲惨です。

 

「努力は嘘をつかない」という言葉は、私は間違いだと思います。

嘘つきますよ。正しくは「正しい努力は嘘をつかない」です。

 

ポイント!!

 「努力は嘘をつかない」はウソ!!

正しい努力は嘘をつかない!!

 

多くの方が言っていることですが、

保護者の方々にやって頂きたいのは

「やることの管理」ではなくて「やり方の管理」です。

「やったことが丁寧に、成績が伸びるようなやり方でやられているか?」

 

またこの自走能力が必要なのは、反抗期対策でもあります。
反抗期のお子さんは、まあ本当に

親の言うことを聞かないと思います。
あるいは、華麗に右から左へスルーしています。
小6の大事な時には、勉強面への影響は

出来るだけ小さくしておきたい。

その時のために、自走を少しでも

やってもらえるような準備を早めから行っていきましょう。

 

それでは、ここから具体的に

5年生から意識してほしいことを

①~③まで解説していきます。

 

①一人で「演習⇒丸付け⇒解き直し⇒解説・テキスト読む⇒解き直し」をやる。

ここで一番出来て欲しいポイントは、

一人で、解説を読んで、理解して、再度解き直しまでやるか??

これが出来れば、小5後半から6年生の中受撤退頻発時期を

乗り切ることが出来ます。

それどころか、ここで成績を伸ばすことも余裕でできます。

 

なぜ一人で解き直しを出来るかどうかが大切か?

 6年になったら、全てを先生や親御さんに聞くことはできない。

5年生の時点で、どの科目も入試における重要分野が

盛りだくさん出てきます。 5年生の時点で、復習が追い付かなくなります。

そうすると、ついにはもう少し宿題の少ない塾への転塾や

重課金個別指導コースに回っていくのです。

(決して転塾や個別が悪いわけではありません。

転塾・個別にも、当然多くのメリットがあります!!)

 

下位コースにいる子供たちの原因は簡単なことです。

授業・家庭学習・宿題で分からない問題を

そのまま放置しているのです。

もしくはその事実を突きつけられたくないから、

そもそも演習量やテストをやる回数が少ない。

分からない問題があった時の対応の仕方が、

成績上位の子たちと下位の子たちでは、明らかに違います。

 

②「質問力」を意識して上げる

 ①の部分とも関係しますが、

この「質問力」は偏差値と関係がかなり強いと思います。

 

「解説を読んだんですけど、ここからが

分からないんです!教えて、先生!!」

こんな風に生徒が私の下に来たら、

私はもう満面の笑顔で教えてあげますね^^

なぜなら、この発言が出来るようになるまで

自分の弱点やできない部分を把握しようと

頑張ってきたからです!!

つまり、「自分自身の弱みに向き合ったことが分かる」

だからこそ、私はそんな生徒に対しては全力で向き合って

指導しようと頑張る気にもなります。

 

ちなみに、この質問の仕方は

6年生のこの時期の子供達はほぼ全員出来ています。

なぜかって、それくらい本気で勉強が

自分事になっているからです。

6年生に向けて、勉強を自分事にしていく。

出来なかったら、「悔しがる」・「悲しむ」・「リベンジに燃える」

これらの感情を持てるかどうかです。

下位コースの子たちは

「これは解けなくても仕方がないや」・「こんなの解けないよ」

この2つの言葉が授業中に頻発します。

私はあまりにもこの言葉を何回も口に出している生徒がいた時に、

かなり厳しく注意しました。

私の中では、それくらい許せないし、

受験生として努力の姿勢を見せてほしいということです。

 

③自分、もしくは子供に必要な宿題のレベルと量に集中する。

これは、保護者の方との協力作業ですが、

小5から徐々に声掛けをしてきながら、

少しずつ身に付けて欲しい考えです。
私は集団塾で出される宿題を、そのまま何も考えずに

やり続けるのは危険だと思います。
なぜなら、集団塾の宿題の量と質は

クラス平均のレベルの少し上に設定して出しています。
しかし、お子さんによっては

 

●基礎~標準問題をたくさんやって偏差値50以上を目指す子
●標準~応用問題をたくさんやって、偏差値55以上を目指す子

 

お子さんの状況によって、やるべきことは変わるのに

なぜ集団塾のクラスの課題を鵜呑みにするのでしょうか??

だからこそ、定期的な塾との相談・面談が必要だと私は思います。

お子さんと共に子供に必要な宿題のレベルと量を把握する。
そしてそこに集中する必要があると思います。

 

2. まとめ

5年生の時に必要な考え方・意識3つを解説していきました。

一人で、解説を読んで、理解して、再度解き直しまでやるか??

「質問力」を意識して上げる

自分、もしくは子供に必要な宿題のレベルと量に集中する。

 

小5に子供たちと保護者の方々に、少しずつ意識していって欲しいのは

「小6の激務に向けての、自走能力の向上」です。

小6になると、解く宿題や授業中の問題が多くなります。

土曜授業や日曜特訓も始まります。

そこまで行くと、子供に必要なことが何で、何をやらせるか。

それを全て親御さんがやることは、私はナンセンスだと思います。

単純に無理だからです。

さらに少し将来の話をすると、そんなやり方で入った私立中学で

子供はどうやって、自分の定期テストの勉強を進めるのですか??

そこまで親御さんが出るのですか??そんなことはないでしょう。

どうせ通らないといけない「子供自身による勉強の自走能力」

小5・6から少しずつ身に付けて、みんなが充実した中学受験合格を

勝ち取りましょう!!

最後まで読んでくださって、ありがとうございました!!