Hirohirokunのブログ

塾講師として6年間働いている大学院生が、主に受験勉強に関する考え方や成績を上げるのに必要な方法について発信をしていくブログです。

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中学受験合格のための一歩~各学年で 身につけて欲しい考え方・意識【小学6年生編】

こんにちは。Hirohirokunです。

 ブログだけでなく、Twitterでも中学受験に

関する発信を行っています。

Twitterの方が頻繁に更新しているので、

フォローのほどよろしくお願いします!!

 

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前回から引き続き、
「小4・小5・小6の各学年で身につけて

欲しい考え方・意識」今回は【小6編】です。

小6で出来る限り早く身に付けて欲しい意識・考え方は

「テスト・模試・入試本番で自力で得点を取るために必要な事を徹底する」です!!

 

3記事に分けて、見たい学年の記事をすぐに見て頂けます。

保護者の方々の悩みで最も多いと思うのが

「このままの勉強方法で、来年・再来年大丈夫なのかな??

「成績はしっかり上がっていくのかな??」

この悩みに少しでも、お役に立てるような記事にしました!

是非読んでください!!

 

目次

1.小6の受験勉強の目的は小5までと違う!!

小6は、言わずもがな受験学年です。

つまり四の五の言わずに、得点を目指すべきです。
これを保護者の皆さんも子供たちも、

常に意識をしないといけないと思います。
なぜなら、小5までの受験勉強と小6の受験勉強は

明らかに異なるからです。

ここで塾に通っている小学生の各学年に対しての、

私の考えを書きたいと思います。

 

○小1~3

勉強や塾の授業を楽しく感じてくれれば十分です!!

 

○小4

小4からは少しずつただの勉強ではなく

「中学受験への勉強」にシフトしていって欲しいです。
小4で必要な意識・考え方は3つです。

 

①勉強習慣をつける

②出来ないことは悪くない!!意識

③授業を受けることができる集中力

これは別記事でまとめていますので、是非皆さん読んでみてください!!

hirohirokun.hatenablog.com

 

○小5

小5では子供も保護者の方々も、

中学受験の厳しさを味わう最初の1年になります。
その理由は、入試問題に直結する内容が

毎回毎回出てくるからです。そしてそれが4科目全てです。
そんな5年生は「小6で必要な自走能力」を

鍛える期間です。
具体的には次の3つになります。

 

①宿題間違えた問題を、一人で解説を読んで、理解して、再度解き直しまでやるか??

②「質問力」を意識して上げる

③自分、もしくは子供に必要な宿題のレベルと量に集中する。

 こちらも、以前の記事でまとめています。

hirohirokun.hatenablog.com

 

様々な校舎で多くの先生方と一緒に授業をしてまいりましたが、
どの先生も同じ考えを持っています。
それは「小5までは、次の学年で必要な事」を

逆算してアドバイスするべき。

つまり、小5までは目先の点数を上げるための勉強方法は伝えていません。
なぜなら、それを伝えたところで、意味が無いからです。

 

それでは、ここから本題です。

小6に必要な意識・考え方3つです!!

 

2. 小6で身に付けて欲しい考え方・意識

①間違った問題は自力で解けるまで直しを徹底

これは5年生の記事で紹介した、

「一人で解き直しまでやる!」の発展版です!!
これは、簡単に言うと間違えた問題は

連続して2~3問自力で正解できるようになるまで、

解き直しを続けるということです。
もちろん、そのためには

間違った問題の解説読んで、理解して、解き直しをして、

まだ解けなかったらもう一回解説を読んだり、

先生に聞いたりしないといけません。
ここまで自主的に動いて行うのが「勉強」です。
6年生では演習を通して、

多く問題に触れて弱点を減らして行き、

応用力を付けていく学年です。
解き直しを徹底しないで、

どうやって弱点を無くせますか??無理ですよ。
どこまで諦めずに妥協せずに

「自分の弱点」と向き合えるかどうかが試されます。

 

②常に「テストで正解するためにはどうするか」を意識する。

これは、主に先生の解説を聞いている時と、

テキストの解説を読むときに必要な話です。

皆さん、誰でも何回もこんな経験ありませんか?

 

子供「先生の説明凄い分かりやすかった!」
保護者「どの問題??」
子供「この問題なんだけどね・・・。
あれどうやってやるんだっけ?やり方忘れちゃった。」
保護者「えー!?今できないと意味ないじゃん!!
忘れちゃったの?」

 

なんでこんなこと起こるんでしょう??
それは先生の説明が上手「すぎる」のと、

お子さんが自分で解く時をイメージしながら

解説を聞いていないからです。

 

先生の説明にも少し落ち度があります。

上手に教えると生徒からの反応が良いんです。

そうすると単純にうれしいです^^
ここからは私の意見ですが、
先生の解説の目的は5年生前期くらいまでは、

解説を「理解させること」までで良いと思います。

なぜなら、新しいことを習っていることが多いからです。

まずは理解してほしいですからね。

けれど6年生では私は明確に解説の目的を変えます。
6年生への解説の目的は、理解させるだけでなく

どうやったら自力で解けるようになるか考えさせることです

ここまで考えないと、

ただ解説を聞いただけでは出来るようになりません。
これもいわゆる「自分事にする」という事の一つなのでしょう。

 

③合格に必要な点数は65点という意識 

 これはこれまでと異なり、少し優しい世界の話です。
合格に必要な点数は決して

100点でも90点でも80点でもありません。
それくらい取れていたら入試では余裕の合格です。

65点あれば大丈夫です。

それに難問を取らないと、65点に行かないということも

ほとんどないです。
「同じ学校を受ける受験生にとっての標準問題」をしっかり取ることで、

65点は十分に手の届く範囲です。

もちろん「同じ学校を受ける受験生にとっての標準問題」です。
難関校以上の「標準問題」は、受験生全体から見たら
全く「標準問題」ではなく「応用問題」というのはありますよ。

 

3. まとめ【小6は自分で得点を掴むための勉強】

受験学年の6年生。
必要な意識・考えは3つです。

①間違った問題は自力で解けるまで直しを徹底

②常に「テストで正解するためにはどうするか」を意識する

③合格に必要な点数は65点という意識

 

この意識を出来るだけ早い段階で身に付ける事が出来ると、

講師としては成績の伸びを予感するしかありません!!
楽しみすぎます!!
いま、小5で来年小6になる皆は、

今からこの考えを頭の片隅において欲しい!!
少しでも意識をしていると、授業の受け方と普段の家庭学習のやり方が

もっと良くなって、成績も上がります!!
今小3・4の子供達と保護者の方々も、

少しづつ長い時間をかけて、これら3つの考え・意識を身に付けていけると、

もっと勉強が楽しくなると思います。

 

最後まで読んでくださって、ありがとうございました!!