中学受験合格のための一歩~各学年で 身につけて欲しい考え方・意識【小学6年生編】
こんにちは。Hirohirokunです。
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前回から引き続き、
「小4・小5・小6の各学年で身につけて
欲しい考え方・意識」今回は【小6編】です。
小6で出来る限り早く身に付けて欲しい意識・考え方は
「テスト・模試・入試本番で自力で得点を取るために必要な事を徹底する」です!!
3記事に分けて、見たい学年の記事をすぐに見て頂けます。
保護者の方々の悩みで最も多いと思うのが
「このままの勉強方法で、来年・再来年大丈夫なのかな??
「成績はしっかり上がっていくのかな??」
この悩みに少しでも、お役に立てるような記事にしました!
是非読んでください!!
目次
1.小6の受験勉強の目的は小5までと違う!!
小6は、言わずもがな受験学年です。
つまり四の五の言わずに、得点を目指すべきです。
これを保護者の皆さんも子供たちも、
常に意識をしないといけないと思います。
なぜなら、小5までの受験勉強と小6の受験勉強は
明らかに異なるからです。
ここで塾に通っている小学生の各学年に対しての、
私の考えを書きたいと思います。
○小1~3
勉強や塾の授業を楽しく感じてくれれば十分です!!
○小4
小4からは少しずつただの勉強ではなく
「中学受験への勉強」にシフトしていって欲しいです。
小4で必要な意識・考え方は3つです。
①勉強習慣をつける
②出来ないことは悪くない!!意識
③授業を受けることができる集中力
これは別記事でまとめていますので、是非皆さん読んでみてください!!
○小5
小5では子供も保護者の方々も、
中学受験の厳しさを味わう最初の1年になります。
その理由は、入試問題に直結する内容が
毎回毎回出てくるからです。そしてそれが4科目全てです。
そんな5年生は「小6で必要な自走能力」を
鍛える期間です。
具体的には次の3つになります。
①宿題間違えた問題を、一人で解説を読んで、理解して、再度解き直しまでやるか??
②「質問力」を意識して上げる
③自分、もしくは子供に必要な宿題のレベルと量に集中する。
こちらも、以前の記事でまとめています。
様々な校舎で多くの先生方と一緒に授業をしてまいりましたが、
どの先生も同じ考えを持っています。
それは「小5までは、次の学年で必要な事」を
逆算してアドバイスするべき。
つまり、小5までは目先の点数を上げるための勉強方法は伝えていません。
なぜなら、それを伝えたところで、意味が無いからです。
それでは、ここから本題です。
小6に必要な意識・考え方3つです!!
2. 小6で身に付けて欲しい考え方・意識
①間違った問題は自力で解けるまで直しを徹底
これは5年生の記事で紹介した、
「一人で解き直しまでやる!」の発展版です!!
これは、簡単に言うと間違えた問題は
連続して2~3問自力で正解できるようになるまで、
解き直しを続けるということです。
もちろん、そのためには
間違った問題の解説読んで、理解して、解き直しをして、
まだ解けなかったらもう一回解説を読んだり、
先生に聞いたりしないといけません。
ここまで自主的に動いて行うのが「勉強」です。
6年生では演習を通して、
多く問題に触れて弱点を減らして行き、
応用力を付けていく学年です。
解き直しを徹底しないで、
どうやって弱点を無くせますか??無理ですよ。
どこまで諦めずに妥協せずに
「自分の弱点」と向き合えるかどうかが試されます。
②常に「テストで正解するためにはどうするか」を意識する。
これは、主に先生の解説を聞いている時と、
テキストの解説を読むときに必要な話です。
皆さん、誰でも何回もこんな経験ありませんか?
子供「先生の説明凄い分かりやすかった!」
保護者「どの問題??」
子供「この問題なんだけどね・・・。
あれどうやってやるんだっけ?やり方忘れちゃった。」
保護者「えー!?今できないと意味ないじゃん!!
忘れちゃったの?」
なんでこんなこと起こるんでしょう??
それは先生の説明が上手「すぎる」のと、
お子さんが自分で解く時をイメージしながら
解説を聞いていないからです。
先生の説明にも少し落ち度があります。
上手に教えると生徒からの反応が良いんです。
そうすると単純にうれしいです^^
ここからは私の意見ですが、
先生の解説の目的は5年生前期くらいまでは、
解説を「理解させること」までで良いと思います。
なぜなら、新しいことを習っていることが多いからです。
まずは理解してほしいですからね。
けれど6年生では私は明確に解説の目的を変えます。
6年生への解説の目的は、理解させるだけでなく
どうやったら自力で解けるようになるか考えさせることです
ここまで考えないと、
ただ解説を聞いただけでは出来るようになりません。
これもいわゆる「自分事にする」という事の一つなのでしょう。
③合格に必要な点数は65点という意識
これはこれまでと異なり、少し優しい世界の話です。
合格に必要な点数は決して
100点でも90点でも80点でもありません。
それくらい取れていたら入試では余裕の合格です。
65点あれば大丈夫です。
それに難問を取らないと、65点に行かないということも
ほとんどないです。
「同じ学校を受ける受験生にとっての標準問題」をしっかり取ることで、
65点は十分に手の届く範囲です。
もちろん「同じ学校を受ける受験生にとっての標準問題」です。
難関校以上の「標準問題」は、受験生全体から見たら
全く「標準問題」ではなく「応用問題」というのはありますよ。
3. まとめ【小6は自分で得点を掴むための勉強】
受験学年の6年生。
必要な意識・考えは3つです。
①間違った問題は自力で解けるまで直しを徹底
②常に「テストで正解するためにはどうするか」を意識する
③合格に必要な点数は65点という意識
この意識を出来るだけ早い段階で身に付ける事が出来ると、
講師としては成績の伸びを予感するしかありません!!
楽しみすぎます!!
いま、小5で来年小6になる皆は、
今からこの考えを頭の片隅において欲しい!!
少しでも意識をしていると、授業の受け方と普段の家庭学習のやり方が
もっと良くなって、成績も上がります!!
今小3・4の子供達と保護者の方々も、
少しづつ長い時間をかけて、これら3つの考え・意識を身に付けていけると、
もっと勉強が楽しくなると思います。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました!!