Hirohirokunのブログ

塾講師として6年間働いている大学院生が、主に受験勉強に関する考え方や成績を上げるのに必要な方法について発信をしていくブログです。

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家庭学習のやり方・更なるアウトプットで成績UP!!

こんにちは、ヒロヒロクンです。

私のブログを見てくださって、どうもありがとうございます。

ブログでは詳細に記事を書いていますので

お子さんの受験勉強の参考に大いになると思います。

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シリーズ「ベストセラー本から考える勉強・教育方法」の第1弾です。

今回ご紹介する本は、精神科医の樺沢先生のベストセラー

「学びを結果に変えるアウトプットの大全」です。

 

皆さん、子供たちの家庭学習の方法については

本当にいろいろ工夫されている方が多いと思います。

特に中学受験における保護者の方々の教材管理や

課題の管理はかなり重要です。

そんな中で、成績が上がったり下がったりを繰り返す。

「家庭学習の方法が悪いのか?」

「他のやり方にはどんな方法があるのだろう?」

「勉強はしっかりやっているのに、なぜ成績あがらないの?」

という疑問が常に頭の中にあると思います。

そこで、今回は冒頭で紹介した樺沢先生の本を参考にして

上のような悩みにお答えしていきたいと思います。

 

今回の記事を読むと、分かることは次の2点です。

・アウトプット学習が持つ大きな効果

・アウトプット学習を家庭学習に取り入れる方法3つ

 

それでは、是非最後まで読んでください!!

 

 

1. 家庭学習はなぜ大事??

家庭学習が、大事だということは皆さん理解されていると思います。

少しだけその理由を書いていきます。

やはり最大の理由は、時間の長さ。

塾の授業の時間は4~5年生で、1日3時間が3日で1週間で9時間。

一方家庭学習は、1日1平均1.5時間とすると日曜をお休みしたとして

6日で9時間です。つまり、授業時間と同じだけの時間を家庭学習に

使うのです。そのため家庭学習のやり方は、授業を受ける塾選びと

同じくらいの熱意でどんどん改善させていく必要があるのです。

 

2. 「アウトプット大全」を家庭学習に取り入れる方法3つ

ここで、今回の本「学びを結果に変えるアウトプット大全」を

ご紹介いたします。この本は、精神科医で多くの生産性に関する本を

出版している樺沢先生が出版した本です。

そこで、ここではアウトプット大全の内容を参考に家庭学習のやりかたを

具体的に3つ書いていきます!

これを読み実践すれば、家庭学習への考え方とやり方をより良くできると思います!!

 

その3つの方法とは、

アウトプット学習を家庭学習に取り入れる方法 ①数値変えの小テストを作る。レベルは基礎~標準レベル。時間は15分

②中位コース以上の生徒は、より多くの難易度・分野の問題を解いて多くの問題に対応できる、基礎力を身に付ける

③1週間ごとに良かった点や悪かった点を洗い出して、その原因を考える

 

1つずつ解説していきます。

 

①数値変えの小テストを作る。レベルは基礎~標準レベル。時間は15分。

これはエビングハウス忘却曲線をもとにした内容です。

エビングハウス忘却曲線 とは、新しく学んだことは

1日後に半分、1週間後に25%しか定着しないというものです。

したがって「アウトプット大全」の中では、2週間以内に3回のアウトプットを

強く推奨しています。

これを、実際に塾の仕組みとして実施しているのがSAPIXです。

SAPIXでは徹底して、授業時からテスト形式の演習が多いです。

SAPIXでは算数B授業⇒算数A授業⇒デイリーチェック⇒授業前テストで

仕組み化しています

そうするとこの家庭学習のやり方は、SAPIXに通うような偏差値高めの生徒向け

なのかと思われるかもしれませんが、全くそんなことはありません。

このやり方は、むしろ偏差値が下位~中位帯の子供たちによりやってほしいことです。

中位までの子供たちは、宿題で分からない問題が何個かある状態だと思います。

そうすると、家庭学習における解説を読む、あるいはテキスト読んで復習するなどの

「インプット」が多くなります。そのため解説を読んで分かった気になってしまうのです。

なので、小テスト形式の宿題を何回も繰り返すべきなのです。

何度も繰り返して、「自分で解ける」ことをゴールに確認を繰り返すのです

 

ご家庭での具体的なやり方は、基礎~標準レベルの問題を6~7問、

テキストから選びます。

選ぶ基準は2~3問基礎レベル、残りを出来るかどうか微妙な標準レベルです。

ここで、ポイントなのですがテキストにある問題の数値を変えるだけです!!

下位~中位までの子供たちは、この基礎と標準レベルの問題を

テキストだけでなく数値を変えた問題で、何度も何度も繰り返すことが大切です。

 

②中位コース以上の生徒は、より多くの難易度・分野の問題を解いて応用力の知識を吸収する

それでは、中位~上位コースの生徒たちはどうすればよいのでしょうか?

それは、とにかく幅広い難易度と分野の問題を解いていくことです。

 

中位以上の偏差値を持つ子供たちは、基礎・標準問題はほぼほぼ完成していて

少しだけ穴があることもある・そんなイメージでしょう。

この生徒たちに対しては、出来るだけ多くの標準レベル以上の応用・難関問題の

考え方を手に入れるべきです。なぜなら、基礎・標準レベルがしっかり定着していれば

問題を理解して、解けるようになるにはその考え方を「知れば」良いだけです。

なぜなら、知れば出来るからです。土台がしっかりしているので。

 

したがって、中位以上の子供たちの具体的な家庭学習のやり方は

テキストに載っている応用問題を少し解いてみること。そして分からなかったら

解説を見てください。そして応用問題の解説を吸収してください。

そうすれば、あとはいつも通り①と同じやり方で演習を積むことで、いつの間にか

応用問題も出来るようになります。

 

③1週間ごとに良かった点や悪かった点を洗い出して、その原因を考える。

これは、出来るだけ多く「実験」をやってみましょう!!

1週間ごとに行われる確認テストやデイリーチェックの点数を基準にして、

それまでの勉強方法の良し悪しを判断するのです。

新しく試してみた家庭学習の方法をテスト結果でチェックする。

テスト結果を2~3週間チェックすれば、家庭学習の方法が子供たちにとって

良いのか悪いのか、判断できるでしょう。

2~3週間ごとにどんどん、新しいやり方を一つずつで良いので取り入れていく。

こうすることで、半年もすれば良いやり方が何個も取り込まれた家庭学習が

完成されるでしょう。

そして、良かった点も悪かった点も

「なぜ良かったのか?なぜ悪かったのか?原因を言語化しましょう」

メモに書いてみましょう。そうすることで、子供にも分かりやすく伝えられて

よりスムーズに導入できると思います。

 

3. まとめ

保護者の方々が家庭学習の重要性を認識しているからこそ、

そのやり方に不安や疑問を持っていると思います。

その解決案として、今回は精神科医の樺沢先生の著書である

「学びを結果に変えるアウトプット大全」を参考にしました。

アウトプットを意識した家庭学習を行っていく。15分程度の数値替え小テスト、

幅広い分野・難易度の問題を解く、そして2~3週間ごとに家庭学習のやり方を

改善させていく。

この家庭学習の方法は、保護者の方々の協力が少なからず必要になります。

もしきついようでしたらまずは、①で紹介した小テストの作成から初めて見てください。

そこまで負担は大きくなく、そして効果はものすごく大きいです。

 

ぜひ私のブログを読んで頂いた方とも、たくさん交流していきたいので、

コメントや問い合わせをどんどんしてもらえるうれしいです!!

もし良い記事だなと思ってくれましたら、他の方にも拡散してほしいです!!

それじゃあ、また次の記事で会いましょう!!

 


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